意地の子への最後の叱咤
朝焼彩茜色

意地を張る胸なんて 私が風になって吹き飛ばしてあげたい
意地の自覚のない幼い心の齢に 強靭な風になって泣かせてあげたい

 知ったからこそ 自分の心と普遍の心の泉をもって 伝えたい
 
 時に待っていられない傍観できない できそこないのでしゃばる瞳が開花する

かまって欲しいなら そう云えばいい 会話に言葉にマニュアルなんて
気取った整理整頓は並ばない 及ばない感情を解け 解いてゆくんだ

かまって欲しいなら そう云えばいい 寂しく痛々しい態度に脆過ぎる骨のスイッチは
知っている 知って欲しいように 明らかに 存在する させている 意地の子

 意地を張る胸なんて 私が風になって吹き飛ばしてあげたい

 意地の自覚のない愚かな弱い心に 強靭な愛をもって本来を伝い上げてゆきたい

されど
優しい風もいつかは止むかもしれない


自由詩 意地の子への最後の叱咤 Copyright 朝焼彩茜色 2014-05-12 17:55:31
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