姉と話す
梅昆布茶

横浜の姉に電話する。
料理や家事のことでわからないことがあると
姉にきいてみるのだが。

姉もだんだん逝った母に似て
話が長くなってきつつあるようだ。

煮ると焼くしかない僕のレパートリーを
ちょっと広げてみようかと
揚げ物のコツをきいてみたわけなのだ。

いろいろ話したあとで甥っ子の鬱病の話。
帰国子女の彼は僕の高校の後輩でもある。

某なんとか総研の中間管理職らしい彼。
生まれてしばらくは母が面倒を見ていたこともあった。
ボクもよく近くの公園や動物園などに連れて行ったものだ。

トンネルのなかにいる彼。

どの場所に居ようとも
人間は何かを抱えながら生きなければならない。



自由詩 姉と話す Copyright 梅昆布茶 2014-04-26 00:09:34
notebook Home 戻る