終の日
たま

いつの日も
夕日は、約束に似ている

すっかり、
日が落ちるまで
果たせなかった約束をかぞえては
また、
あしたに賭ける

ぽつりと、残された
オレンジの雲は
あしたへとつづく
わたしの、
かけがえのないつばさ

ことしはいくつ、果たしたのかな

また、
あしたね
オレンジのつばさに、手をふって
そう、
またあした

たとえ、
そこにもう
わたしがいなかったとしても

ついの日の約束は
迷わず、帰ってくるだろう

この星に
この空に














自由詩 終の日 Copyright たま 2013-12-31 19:26:06縦
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