髭の生えた月
こめ


数は未知数

棄て駒はいつも捨て身で

少しの燃料を積み

自由のために炎の中をかけていった

どこから狙われているのか

生きる僕はいつでもターゲット

ここが僕の心臓だと

自ら前に出ていく

鍵がかかっていたら

おもいっきり蹴り開けた

そこにあるのはできそこないの

クロスワード

天空から堕ちてくるのは

雨でも雪でも人でもない

なんだと解らないのは

答えすら用意していないから

そんな問題出された所で

僕はフォークとナイフを使い

むさぼるように食すだろう

疑いが離れないなら

その疑いを真実にしてよろしいかと

髭の生えた月に問掛けた

横入りしてきたのは

金髪の太陽

ハ ウリングが常に起こるのは

周波数特性を理解出来ず

怖じけついた証拠だ

僕は二度と明日を見ることはないだろうと

飾りの神を煽った


自由詩 髭の生えた月 Copyright こめ 2013-11-24 19:15:15
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