同人誌と関わるようになって、もうずいぶんになります。最初は、ノートに手書きでした。味があるといえばありますが量産できないのが致命的です。その後、ガリ版や青コピーにも手を出しましたが、思うような本が作れませんでした。
革命が起こったのは、町に安くてコピーしてくれるお店ができたことです。コピー本が手軽にできるようになったのです。手書き、和文タイプライター、ワープロを使っていろいろな本を作ってきました。オフセットについては、知人の同人に寄稿することはあっても、自分では印刷屋さんに頼んで本を作ることはありませんでした。コピー本の方が性に合っていたからというのと、お金がなかったのですね。
最近即売会などのイベントに行くと、印刷屋さんに頼んで作った綺麗な本が所狭しと並んでいます。これはこれでいいのですが、中にはコピー本で作った方が味がでていいのになぁなどと思うこともあります。
そこでコピー本の勧めです。コピー本はコピーして綴じれば完成するわけですが、こましな本を作ろうと思えば、それなりに工夫と努力がいります。参考までに作り方を詳しく書いておられる方のサイトのリンクをはっておきます。本の基本から高度なテクニックまで紹介されています。
「コピー本の作り方」
http://tjworks.com/copybook/index.html
コピー本の魅力は、紙選びから構成、製本まですべて自分ひとりでやれることです。とても奥が深いのです。即売会などで販売するしないは別として一度試してみてはいかがでしょうか。