そんな花見
梅昆布茶
ほんとうをひとつ石のしたに埋めた
約束をひとつ鏡の裏にかくした
退屈がちょっと窓からのぞいた
懸命がぼくのしりをたたいた
月は宙ぶらりんで柳のしたを通りがかった
杜甫と李白がちいさな卓をかこんで酒を交わす
花百選を紐解き
はなの名前をくちにする
そんな花見があってもいいかなと思った
自由詩
そんな花見
Copyright
梅昆布茶
2013-11-18 23:45:25