明日(いつ)になったら この胸は張り裂けるのか
虹村 凌

時間を煙草で埋め尽くすのが先か
交差点がスクランブルされた詩で埋まるのが先か
何も無いこの夜に
全てが終わる筈も無く笑いが込み上げる

失う事にも傷つく事にも
嫌われる事にも裏切られる事にも
嘘を吐かれる事にも陰口叩かれる事にも
あぁそうだよ 俺は慣れちまったんだ
だけど 未だに慣れない
真実を書く事を 諦めない姿勢
諦めない意志ってヤツ
慣れてねぇんだ

歩き出すその足に 戸惑い踏み出す一歩
危な気に道を渡る と同時の祝辞
太陽を引きずり降ろすようにして待つ夜に
オルガズム 煙草を吸い込む 冷たい空気

分かり切った昨日に怯えて
分かり切った去年に落ち着く
誰かが求めている毒に反抗して
無害な騒ぎを起こすの厚底革靴



期待を 明日に 持ち越して


自由詩 明日(いつ)になったら この胸は張り裂けるのか Copyright 虹村 凌 2005-01-10 23:17:15
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「うにいくら丼」