人生は回転木馬
梅昆布茶
時にゆっくりと或いは急に速度を増して上下する人生
君は金の木馬に僕は銀の木馬に くるくると廻り続ける 音も無く
それはやがて闇に溶ける 美しい二人の風景だ
まるで回文のように行ってはもどる 古い柱時計の長い振り子のよう
いつの間にかキャンドルは燃え尽きようとしている 僕の人生の
もうさよならを言う時間になってしまったんだ たった一回だけの
僕の綴った人生は遊園地のようににぎやかだった
様々な人が行き交い 言葉を残していった
夜には雪が降るだろう もうクリスマス
僕も空のサンタに成れるかもしれない それともぼやけた六等星
それとも小さな翼を震わせて 君の夢を訪れるの
夢の門出にまた夢を見る 言葉に出来ない唄 或いは想い
僕は回転木馬フェチ くるくる廻るのがすき