人生は回転木馬
梅昆布茶

時にゆっくりと或いは急に速度を増して上下する人生
君は金の木馬に僕は銀の木馬に くるくると廻り続ける 音も無く

それはやがて闇に溶ける 美しい二人の風景だ

まるで回文のように行ってはもどる 古い柱時計の長い振り子のよう
いつの間にかキャンドルは燃え尽きようとしている 僕の人生の

もうさよならを言う時間になってしまったんだ たった一回だけの

僕の綴った人生は遊園地のようににぎやかだった
様々な人が行き交い 言葉を残していった

夜には雪が降るだろう もうクリスマス

僕も空のサンタに成れるかもしれない それともぼやけた六等星
それとも小さな翼を震わせて 君の夢を訪れるの

夢の門出にまた夢を見る 言葉に出来ない唄 或いは想い

僕は回転木馬フェチ くるくる廻るのがすき 



自由詩 人生は回転木馬 Copyright 梅昆布茶 2013-08-23 15:48:58
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