夜間飛行 星のまにまに
梅昆布茶


僕は壊れたラジエーター星間飛行もままならぬほしのまにまに愛と彷徨う

ひかり差す君の右手を握りたくて闇に左手売り渡す

愛人とエデンの園をさがしに行くそれは太陽系の第三惑星

この街でかぜにさすらうそのままにいつの日か僕もエイリアン

二重星僕と君とが光りあう銀河の果てのこの空間で

星間の暗黒物質そのままに黒い心が染み付いてゆく

夜半の月か細く白くそらにあるそんな想いを君に贈ろう

こんな夜は流星群を見に行こう丘の上のベンチに独り

時空の果てのこの街で君と出会って恋もする

夜間飛行星のまにまに手を取り合って宇宙くらげになってしまおう


短歌 夜間飛行 星のまにまに Copyright 梅昆布茶 2013-08-16 01:44:50
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