片目の露骨
朝焼彩茜色

  頭と心と後ろの者 散乱の言葉になれない象徴まで掘り下げることの
困難なダイヤモンドダストが滞ることなく 手を伸ばし 溢れている

  ただそれだけのこと 生きを背中から知らせ 前へ倣う最前列の朧影

あいうえおの入り口から 口元と筆は 無玄の妙を含み漱ぎ冥利を象る

  何もないところに生身も生命も・・・・遮断の言葉消え
  ・・・・・・・・・・・・繋がらないままに自然か不か サイコロが

  斥力にも引力にもかからず 単身な六面体を加工し格好を装い 万華鏡を下る

露骨なさま 妨げる為の時間空間次元・・・・玄 玄 玄・・・

  ただ錯乱の頭の横巻きと縦巻きと各々角度の刹那繋ぎの ただならぬ煌き否閃き

意図は下から上へ書く文字にある 左縦書きを心ゆくまで見極める 愉しむ

治める側に鎮座する献上の代物にならない されど卑下は微塵もない

  ただ絵を描きたかった それだけのこと

  今は絵の具を持っていない


自由詩 片目の露骨 Copyright 朝焼彩茜色 2013-08-15 21:50:26
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