男 基本と本来
朝焼彩茜色

基本 気の利かない 女のパラレルな空にどうか

振り回されないで 困った顔で金縛りの細い男

基本 気の利かない 男

種は持っていてもその種は持ってないのだから いじけないで

逞しく只女を抱いていればいい パラレルは銀河が違うの

気の利かない男 云わなければ分からない 云えば分かる

だから云う でも女は言い方が分からない 感情の月ものの母を持ちえながら

小娘の盛りに化粧を施す 心にパラレルの感情とささやかな理性を描きながら

指図めいた女王言葉が炸裂しそうになる 黙る

女の涙に揺らぎは 男の他にない優しさ 知っている

男の前で泣きたいだけ 

恋に恋しているのは女が長けている 男はロールプレイングの中で恋を忘れる少年

知ったふりの女に 呆れて頷く どうでも良いと今宵を考える

今宵のことだけ考えていればいい 容易く身につく筋肉に自惚れていたらいい

筋肉こそ芸術 あんなに美しい素材はない

貴方 貴方に惚れている訳ではない 筋肉に惚れている

履き違えないで よく吟味して 筋肉に惚れている

単純 鈍感 基本気の利かない パラレルが違うの

人間の半分の欠片同士 重ねて3のハッピーエンド 不完全な欠片同士

地球人の可愛さ 紛らわす為の引寄せられる恋なのかも しれない

生まれもった性 生まれながらに化粧を施したような 美形 それは男

孔雀は断然 雄が容姿的に美しい 人間も一緒

女の小細工を見極めて 単純 鈍感を鍛え上げて 筋肉質だから

できないなんて云わせない

本来美しいのは男

引き換えに

基本気が利かない


自由詩 男 基本と本来 Copyright 朝焼彩茜色 2013-08-08 17:04:13
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