男 繊細な照れ
朝焼彩茜色

男は照れの天才
幼児すら男なのね 微笑むと照れる くすぐるのよ母性本能を

女が好きみたい男って 可愛く思ってごめんなさい
美人には目を伏せる そのどうしようもない 照れの天才
男心をかすってない少女は 嫌われていると思ってしまうから

 ねえ たまには目を合わせてね

勘違いかもしれない ただ嫌われているのかもしれない
勘違いは されど男が長けているわ

 それは素敵な勘違い 鼻歌を歌う ヒーローが降りてくるのね きっと

男は照れの天才
幼児すら男なのね 抱っこされながら 照れて顔を赤く染めて隠す
くすぐるのよ母性本能を 

女が好きでしょうがないみたい男って 紳士に向かってごめんなさい
貴方 例えばパティシエの手 女はその手に 香りをつけて募る

貴方 例えばピアノを演奏する手 女はその手に 女にはない女性性を感じる
男しか醸し出せない女性性に 素直に負けを認めざるをえない

貴方 例えばブルガリのアクアを燻らす青年の素振り

貴方 例えば方向感覚の定まり 尊敬に値するわ 女にないものを強請る
限界の一歩手前が男を超えた男前になれる女 

強がり 頑な 媚の無縁はもう女になってから流せたわ 流れるがままに

貴方が照れると 母性本能くすぐられる
貴方の照れがいとおしくて 可愛い 

紳士に向かってごめんなさい



自由詩 男 繊細な照れ Copyright 朝焼彩茜色 2013-08-07 22:59:52
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