ハスカップジュースとの奇妙な出会い
朝焼彩茜色

知らないことの方が 圧倒的に多い 全ての風のように

 ハスカップを知覚しその加工された飲み物を味わった日
 手がかりが足りない 紫の乳白色をイメージしている
 雨に濡れれば 雫を弾く皮があるのだろうか
 大きさはマンゴーくらいなのか 

 加工されたものを透明に表し切れない 生身を味わってみたい
 惹かれてしまったインスピレーションのままに
 今は入り口の紫の乳白色の世界を眺めているだけしかできない
 
 けれど 展開していく

 末広がりなんて比にもならないくらいに

知らないことの把握を手のひらの真ん中に留めて 目がける世界

ハスカップジュース 加工は舌の邪魔をした 生身に出会う為に
あの広々とした大地や古の民族のことにも 保留している想いがある

紫の乳白色の奇妙な出逢い いつかより いづれと有言を捺し
訪ねてみたく思う

果実一粒を見る為に


自由詩 ハスカップジュースとの奇妙な出会い Copyright 朝焼彩茜色 2013-08-06 23:46:39
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