あの国の音楽に捧げる
朝焼彩茜色

ドーバーの霧から、アンプラグド
見渡す霧の奥 彼方まで 異国の大陸まで 世界中まで

くるりと打つ あの音を鳴らす 手の先の分身
発祥の地 DNAしか成せない 芸術の一角 センス

その国の音階は線がきっと 曲線にまっすぐ 自然のリズム
夕日と共に傾く 趣く柱を軸に ブリテン アイルランド
レイキャビックまで 物語にメロディを乗せる 音楽

揺さぶられ響く 音にしか表せない 秘密を開放している
愛され続ける理由は 耳が何度も記憶している していく

爽やかな鼓動 哀愁の震え 伝統に広大な展開 
期待に待ちくたびれることのない 

新鮮なオールドファッションの風は留まり ドーバーに降りそそぐ
打たれない胸があるのならば さすられる背中はあるはず

そこの母国語は分からないけれど 聴いている
歌声は聴こえる 心に浸透する異国語と共通の音楽




自由詩 あの国の音楽に捧げる Copyright 朝焼彩茜色 2013-08-03 00:50:48
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