悟情を組む
朝焼彩茜色

未聞の覚えを悟情の親指と人差し指 編んで図る
負ける訳にはいかない されど 落とさずに拾って手渡す

無心が斥力を浴び 彼方を駆け巡る とりわけ宙に趣く

 そんな浅はかな脳はいらない 無心だ

神剣にかする親指と人差し指の輪廻の南京錠 

 外せない訳はない 見えないものは 値しない 信じるに

唯物の的が容易く折りたたむ 翼 
形に残す価値の不自由な幼さ きっと理をろ過していない

 自身に自信がないなんて 戯けている 確実にそれこそ自惚れ

未聞のデータは生きながら死んでいるだけ 見てみるがいい

唯物の目 容赦なく見せてくれる 無智からの恥のエキス

負ける訳にはいかない 

脅迫なんてない 貴様は勝てばいい 貴様の唯心を遍く宙へ浮かせれば

 どうぞご自由に されど拾って手渡す貴様への尊敬と崇拝と愛

悟情を組む

親指と人差し指 編んで図る 無心

見させる唯物が引力を辿り 堕ちてくる



自由詩 悟情を組む Copyright 朝焼彩茜色 2013-07-31 13:51:41
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