少年刻
塔野夏子
色硝子のようにあざやかに
此の世へと迸りつづける君の生
でありながら同時に
果敢
(
はか
)
なく無へと消え入りつづける君の生
誰よりも
あやうくきわどく揺らめきつづける君の生
自由詩
少年刻
Copyright
塔野夏子
2013-06-25 20:23:35