充電器が欲しいんだ
梅昆布茶

からからのバッテリー乾涸びた空の青さを思うんだ
幻のアトランティスだってもうちょっとしっかり存在しているはずなんだ
蹴り上げた空き缶が乾いた音で転がってゆくのさ

指の数を数えて確かめる鏡を見る観察する自分を確かめる
今日は存在が薄い日だまあいつもそうなんだが存在感のない奴なんだね

心の充電器が欲しいんだ貯金なら少しあるから干上がってしまう前に
魚のように干物になっちまいそうです

確かなもの愛着もある大切なもの触っても暖かいもの
そんな充電器が欲しいと思っているんだ




自由詩 充電器が欲しいんだ Copyright 梅昆布茶 2013-05-19 00:54:27
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