噛みしめる
梅昆布茶

適当に流さないで噛みしめること

爽やかにカリッとでもいいからとにかく流さないで

自分の実体験として受け止めたい

目を逸らさず血肉の経験となることを願って噛みしめるのだ


たとえ停滞に見えようともそこにも醸成される何かがあるはず

エラーはあるがエラーだって人生の味付けだ


それは踏み越える為の立ち止まり

自分を流さない為の歯止めだと思ったらいいさ


マイナスだって捨ててはいけないのだ
プラスだって勿論身につけとこうや


天空はそんな営みなんて関係なく営業しているさ
万物流転は彼らの特技だ


空虚だってそれを噛みしめること
たぶん無駄にはならないのだと思う


無常のなかにだって楽しみはあるさ
逆手は得意なんだが


ついつい滑ってしまってここにいるがまあいいか

噛みしめる滑らず噛みしめる

僕にはけっこう難しいのだが






自由詩 噛みしめる Copyright 梅昆布茶 2013-04-18 22:23:52
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