空白
梅昆布茶

人がいないことのかなしさ
戻ってこない哀しみがおおう

巻貝の自由だってもうちょっとましかもしれない

ただ居ても伝わらないかなしさが一番だったかもしれない

いつも人を否定しながらそれを求めている気がしている

自己分裂もいいとこだが

あの人の 優しいうなじは幻像の中にしか
僕のはかない決意は砂の城で

彼女に幸せって何ってきかれたってこたえられなかったこと

ニーチェ みたいにせいびょうで惑乱するほど進化してないんだ

風はすべてを運んで来る
きづかないだけだ

そしてきみの言葉がぼくを今日もかるく撃つ




自由詩 空白 Copyright 梅昆布茶 2013-01-06 09:05:45
notebook Home 戻る  過去 未来