吾輩はペットである
そらの珊瑚

枕元に
吾輩は目覚まし鳥を飼っておる
朝六時
けたたましくそいつは鳴く
日に ひとたびしか鳴くことが叶わぬゆえ
遠慮などこれぽちもしない

起きなければならぬ
なんとも理不尽であるが仕方ない

飼われているのは
吾輩のほう、かもしれぬ
時間に


自由詩 吾輩はペットである Copyright そらの珊瑚 2012-12-04 07:57:12縦
notebook Home 戻る