所属しないうた
梅昆布茶
なんでもない詩人たちがけっこう好きなのです
ごく私的でもよいのです
ときに詩的でさえなくとも
ぼくのちっぽけな世界をあたためてくれる
ひとひらの言葉たちがたぶん
ぼくがなんとなくたいせつに感じているものに
ちかいと思えるのです
文部省や詩壇のことは
よくわかりません
ぼくはただひとの人生や
感情や日々の息遣いが身近に
かんじられることが
心地よいのです
そんな言葉たちと交わりながら
生きていたいと思っています
もやいを解かれた
船のように漂って
こころの繋留地点を
さがしているのかもしれません
自由詩
所属しないうた
Copyright
梅昆布茶
2012-10-03 03:23:45