あしたはあしたの風がふく。
じじ

ななめ45℃に体かたむけて空を見る

とんびがくるくっるとんでゆく

仕事がえり

足が大根になってゆく

シンドイナってつぶやいて

ちかちかと電信柱に灯がともる

いいこともわるいこともおきない

一日が暮れるゆく

落し物があったような

こころのね

いいたいことや

やってあげたいことや

やさしくしてあげれなかったことや

体ななめにして

ちょっと

悲しくなったりする

すっかり

秋めいたから

ちょっとね

ちっぽけ人生にみえちゃったりして

しわくちゃになったスカートが

くたびれてる

おなかすいたから

早くかえろっと

お腹いっぱいになると

しあわせ気分になれるから

とっぷりと
暮れ行く秋の宵。


自由詩 あしたはあしたの風がふく。 Copyright じじ 2012-10-01 18:57:14
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