きみへ
青色銀河団

冬のきみがすきだった
冬のきみがきらいだった




ひややかな恋のまま
ずっととおりすぎて
しまいたかった















あの日
月のむこうまで
海がつづいていました




キラキラした時間が
せかいじゅうを
みたしていました


















冬のほたるのきみは







夢みる世界のなかで
せつないほど
ふるえていた















あしたさえ
不確かな
この世界のはずれで




ぼくが
つく
ためいきは










きっと

きみへの糸でんわ




自由詩 きみへ Copyright 青色銀河団 2012-09-21 00:44:59
notebook Home 戻る  過去 未来