20120831
榊 慧

2012/08/31 14:53

 家の洋服という洋服、下着、タオル、布をめちゃくちゃに投げつけ、広げ、収拾がつかない状態にしたのち取り押さえられ、そのとき傷口が開き、なおも取り押さえられ、格闘した。そのご家中を水浸しにした。
 全ては、8月30日午前5時に突然、脈絡なく届いたの二通のメールにより、耐えていたものが耐えきれなくなったためである。みせしめにこんな命死んでやろう、そうしたらあいつも目をさますだろう、と。


 近江神宮の宮司さんの推薦により、短歌界では五誌に入る結社に入ることが決まった矢先のことでした。
 鬱の低空飛行で風呂にも入れず、しかし何年かかろうと技術を身に付けて真面目に生きてやると決めた中でのことでした。


 今家中を水浸しにした際に自分も水浸しになり、しかし面倒でそのまま布団に入っているところです。

 さようなら。現在ヒモの嘗ては俺の恋人だった君。お前は最後まで最低な奴だったと言えば、喜ぶんだろう?
さようなら、あんたにはなんにも見えないだろうけど。


散文(批評随筆小説等) 20120831 Copyright 榊 慧 2012-08-31 14:58:44
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