ティータイムのお時間です
三奈


苦々しい限りの“本音”を
彼女は黙って受け止める

そして、私をまっすぐ見つめて笑った

「まったく、口が悪いんだから!」

私も意地の悪い顔でふふんと鼻を鳴らし
「お互い様でしょ?」と笑ってみせた



建前なんていらない

用意していたオブラートも砂糖も
全部全部捨ててしまおう

甘くないデザートだって
残さず食べることができるから

自然のままの味が一番美味しいって気づいたから







自由詩 ティータイムのお時間です Copyright 三奈 2012-08-13 22:34:19
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