ボーイ・ミーツ・ガール
たもつ
少年はカブトムシをつかまえた
兄が教えてくれた秘密の場所だった
早く少女に見せたくて走った
その頃、少女は黙祷をしていた
自分の汗が少し臭いと思った
生活というものは量であると
感じ始めていた
終戦記念日、午後が始まる
自由詩
ボーイ・ミーツ・ガール
Copyright
たもつ
2012-07-09 17:55:19縦