4月1日から遡上
あおば

                      2012年04月22日


 表題はゴルのタイトルですが、いつの間にか4月も下旬に入り些か慌てております。
月初めに遡上できるものならば遡上したい気分ですが、現実はそうもいかず、呆然と佇むのみです。

 昨日は、「千葉詩亭 第十五回」に「並四ラジオ6号」を持参する。
主催 イタズカマコト・大島健夫のお二方 (50音順)
場所 TREASURE RIVER BOOK CAFE
(JR千葉駅から徒歩7分程度)
http://treasureriverbook.web.fc2.com/
ゲストは、朗読ユニット「しずくろん」(晴居彗星、もこもこのお二方)
http://shizukuron.blog112.fc2.com/

 少し早めに出かけ開場時刻直後には入場できたので、時間に余裕があり新たにフェルトの服を纏った6号もいつもよりは落ち着いていたようで、NHKの第一放送がよい感じで受信できる。(しかし、他の局は明瞭には受信できない。) ラジオ放送は受信しない予定だったが、急遽方針を変え、挨拶してから朗読を開始するまでの短い自己紹介の間中をNHKの第一放送を鳴らし続け、ラジオも普通に受信できることのPRに努めたが、気分的に放送の音では朗読開始する気分にはなれず、ソニー・ウォークマンに用意したBGM音源で鳴らし、「ボタンを押したら」を読み始めたが、予想以上に会場は広く、かなり大きな音量にしないと伝わらず、少しづつ音量を高めていったところ、突然、爆音のような共鳴音を発し不安定きわまりない受信状態に陥る。自宅ではその現象はまず発生しないので、対処法が判らないままにそのまま漠然と読み続けていたら、爆音の負担に耐えきれず電源が参ったようで、6号内部のブレーカーが落ちてしまい、当然のことながら電源を断たれた6号は沈黙を開始し温和しくなった。急に無音となり自分の声だけが響くマイクの前で我に返り、あたかも木に登ったままハシゴを外されたような感じの不安な気持ちで朗読は続けたが、BGMが無いのだと意識したあまり、いかにも詩を朗読しておりますといったもったいぶった口調になり、それを聞くと我ながら退屈し嫌になり、最後の数行は無心となるべく超然と読んだ。
 予想とは全く違う終わり方になり、吹っ切れないので、音源を無機的な音に変え、気を取り直して短い「メモ帳」をぶっきらぼうに読み始めたが、考えるとこの作品はもっと深刻に真面目に読むべきだと思いだしたが、揚げたての牡蠣揚げ定食を食べたばかりで満腹の幸福感に浸りきっていては、急に深刻になれる環境にはなく、おもわず逆に妙な軽い節を付け戯けて読んでしまった。シリアルとコミカルは心の中では表裏一体になっているのかも知れない。

今後への課題1
大音量時に突発する爆音、大音量でのラジオ受信時のみに発生するので、総計5段という多すぎる増幅段数にも関係する大入力時の寄生発振のようだ。周波数によりインピーダンスが変動するスピーカー負荷時でのみ発生し周波数依存性のない抵抗負荷の場合は発生しないので、全体の動的安定性がやや低いようだ。

今後への課題2
食後は、緊張感が失せて、眠くなり、詩の朗読には気持ちの集中が不足し、どうしてもいい加減な読みになってしまうようだ。血液が脳から消化器官に移る結果であろうか。 空腹感を感じても終了してから食事を取るべきと痛感する。もしくはごく軽いものを少し摂って緊張感を維持するようにする。


「メモ帳」
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=56448
「ボタンを押したら」
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=240998













散文(批評随筆小説等) 4月1日から遡上 Copyright あおば 2012-04-22 21:49:14
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