リアル レッドカーペット
朝焼彩茜色

昼間の仕事を終え
フローリングに 仰向けに寝転び

換気扇の音を 宇宙船のエンジン音に似せ

 瞳を閉じれば 武陵桃源へ非行する

  夢を実現させる ときめき箱の鍵を 現実に持っていかれた

   今頃 カチンコ音を鳴らし
   レッドカーペットを歩かせて頂いているはずだった

  夢を現実させる ワクワク鏡の顔を 御面だけでも 取り返したい


ダブルワークの時間まで
フローリングに ほほをつけ寝転び

宇宙船のエンジン音で 眠りにつく

  夢を現実させるに 邪魔な 深き生きる意味が
  エンジン音と共に 加速し止まらない

   今頃 カチンコ音に魂を込め
   世界中に感動をあたえる 物語師になっていたはずなのに

  夢を現実させるに 不必要な陽気のない精気が
  エンジン音と共に 宇宙を飛行する 陰気の中の

  本当の き ら め き を
  
  そこに レッドカーぺットを敷いてくれた


あたしは 今そこを歩き始めている
世界中が き ら め かないと
あたしは き ら め けない
一人一人が き ら め かないと
世界中が き ら め かない 


自由詩 リアル レッドカーペット Copyright 朝焼彩茜色 2012-04-15 14:13:19
notebook Home 戻る  過去 未来