age23
たもつ

 
 
筆箱の上に夜が広がる 
父のてのひらは冷たいまま 
砂丘を触り続ける  
ゼリー状の月がのぼる
妊婦が口元を押さえて笑う
 
 


自由詩 age23 Copyright たもつ 2012-03-16 20:30:30縦
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