直感と推測
梅昆布茶
ぼくは君を体験する=君を直感する
君と一緒にいる間は少なくとも僕の5感は
柔らかな声やよい匂いやあるいはちょとひび割れた唇なんかを
間近に観察することができる
君と別れたあとはぼくは君を推測する
直感で得られたデータをもとに
君がいまでも僕を愛してるかどうか推測するのだ
科学は推測の世界
実験や計算で推測の結果を提示するもの
愛の科学は成り立つのだろうか
知らせようという意志がこもった言葉が詩だとしたら
昨日の君の手の感触についてそれを継続的に僕のそばにおきたいとか
君の誕生日のためにオリジナルのキーストラッブをつくったのはなんのためかとか
例えば知らせようという意志がこもっていれば
犬は何語だろうと理解するらしい
彼女も理解するだろうか
直感においては昨日の彼女はおおむね僕の宿命論でもなさそうだし
自由意志論寄りに3段重ねのソフトクリ−ムにチョコトッピングして
子供のようにはしゃいでいるあたたかいどうぶつなのだよね
いつものようにね
自由詩
直感と推測
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梅昆布茶
2012-03-06 00:24:31