悩むひと(仮題?)
恋月 ぴの

左手はご不浄らしいけど
わたしって左利き

どうしよう(笑

歯を磨くのも
お箸を持つのも

字を書くのも左なんですけど

小学校のお習字の時間
せんせいから右手で書くよう指導されても
いつのまにか左手で掻いてたよ

否、書いてたよ




幸せを知らなければ
不幸も知らない

満腹を知らなければ
空腹も知らない

かな?

誰かがうんと幸せだから
誰かがうんと食べてしまうから

不幸なひとがいて
おなか空いてるひとがいる

のかな?




とんでもない忘れ物をして
とんでもない時間をかけて取りに戻った

仮定として
1.忘れたことに気付かないふりをする
2.そもそも忘れものなんかしてない
3.忘れたのではなく誰かに盗まれた

などなど考えてはみたものの

結局は電車を何度も乗り継いで取りに戻った

後悔先に立たずと思いながら
この際だから、キセルでもしちゃおうかと子供みたいなこと考えながら




それは
有史以前から置き忘れた場所に安置されていたかのごとく寛いでいて
取りに戻ってくるのは当然とばかりに手招きした

網棚にお骨を置き忘れる
あれはたぶん意図的なものだと思う

めんどっちいから
納めるべきお墓なんか無いから

その程度?の安易な理由なんだろうけど

赤子をコンビニのトイレに産み捨てるがごとく
わたしは、とんでもない物をとんでもない場所に置き忘れてしまって

あれ、猫まっしぐら?




缶コーヒーのCM見るたびに涙流してしまう(汗

ありがちなストーリーなんだけど
ついついと

涙なんかほろほろ流している
わたし自身のおばかさ加減に情けなくなったりして

わたしも防波堤の端まで突っ走って
一生懸命大漁旗とか振って

そうだ!日の丸も振らないと
君が代とか流れたら席から立たないと

やっぱ大阪なんかに住みたかないやと思ってみたりして

あれ、猫まっしぐら?








自由詩 悩むひと(仮題?) Copyright 恋月 ぴの 2012-02-06 18:56:45縦
notebook Home 戻る