君の明かりで眠る
プル式
何かをしようと思うのですが何をしていいのか解らず
家に一人でじっとしているのも寂しいものですから
出来るだけ服を着込んで嵐の様な風の夜に
月を見に出かける事にしたのです
月には雲がかかったり途切れたりしていて
いろいろな表情を見せてくれるものですから
つい浮かれて話しかけたりなんかして
身振り手振りで笑ったりなんかもして
車の途絶える様な時間になってとうとう
君がうとうととしたりするものですから
僕はまた寂しくなって仕方なく部屋に入って
テレビをつけて窓からお休みと言ったんです。