ジョン・アントワン・ヴァトオウ
m.qyi

ジョン・アントワン・ヴァトオウ

きみはいにしえの友人だ
でもどっかにいっちゃった
てきとうに、
喜びと
恋しさと
ちょっぴり、苦しみをふりまいて
みんなが、嫉妬したんだよ
きみがいたときは
なのに、きみはおかまいなしだったよね
幸せの小箱を開き
その中から、悲しみだけをとりだして、
目の前に、ぽいと捨て
カラカラと小箱を鳴らして
そしてどっかに笑っていっちゃったんだ
幸せもって
金粉ばかりをふりまいて
きみはどっかに消えちゃった




自由詩 ジョン・アントワン・ヴァトオウ Copyright m.qyi 2011-12-04 16:21:08
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