ここ とまれ
砂木

唇には唇の 開き方があって
花ならば散るのに
風にでも なびくのに

喉がかすれて
目にしたくなくて
声が くぐれず

いつもの いついつ
指を唇に あててみる

静かに 沈黙が開きますように



自由詩 ここ とまれ Copyright 砂木 2011-11-03 07:22:08
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