半身
石川和広
僕の魂は
半分焼け焦げている
弟は半分でも大丈夫
と云った
なつかしい声がした
腎臓だって、ひとつだけでもいけるし、片まひの人の介護したけど街までいけたしね
僕は少し冗談を混ぜた
ふたりで笑った
自由詩
半身
Copyright
石川和広
2004-11-22 15:23:58