部屋の風
番田 

僕にとってはどうだっていい
人間が思うことなんて
言葉もなく 流れた
詩には いつも
目的など ないだろう
垂れ流されるだけ
頭痛をもよおす
暗い部屋の ノートの上に
寂しい言葉を書いていた
遠い異国や憧れの人に思いを馳せながら
それは あまり 意味のないことだ
僕は家に帰ろうと思う
今日も何もしなかった
年ばかりとっていく
明るすぎる窓辺で
よくわからない 言葉を 綴らされながら
いったい僕はどこに行くのだろう


自由詩 部屋の風 Copyright 番田  2011-10-02 01:46:12縦
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