路地のガムだらけ
番田 


私は思った
詩を書くのは何故だろう
失われた言葉ばかりだった
この 早すぎる時の流れの中で


それはリアルなものだろうか
それとも虚構であるものとは何だろう
あまりにも 自分自身からは 遠すぎた
私の理想としたものからは 近すぎた



人と人の結びつくのは なぜだろう
社会はつまらない
そして私は とても疲れた
意味を持たないからだろう


喧騒の中で
私は 静かにハトを見ていた
キミは一体何だろう
そっと 静かに 立ち去られていた気がする




自由詩 路地のガムだらけ Copyright 番田  2011-09-01 01:17:54
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