黒い空
チアーヌ
さびれた屋上の遊園地では
もう二度と動かないパンダの乗り物が
片隅に追いやられていた
大きな看板が目の前に見える
さっきまで雨が降っていた
空がどんどん黒くなっていく
インクを塗り込めたように
誰でもいい
何かしゃべって
自由詩
黒い空
Copyright
チアーヌ
2011-08-30 21:59:27