Dgs
吉岡ペペロ

どうせひとりじゃないから

ひとりぼっちだと楽しい

どうせひとりぼっちだから

大切なひとがいるだけで寂しい


さだめと打って宿命の変換を探していたらDgsが出てきた

存在というものに病も健康もほんとうはないんだ

でもぼくらは<普通>という半分洗脳されたような判断基準で

存在というものを病だとか健康だとかいう枠にはめ込もうとする

その行為というか意識の発動はなにかの宇宙のものまねなんだ

宿命はある

出会いのすべてが宿命だから

出会いという宿命に気づけただけ「僕らはとってもマシなんだ」

「僕らはとっても幸福なんだ」と書けないのは

この幸福という観念こそ

<普通>という半分洗脳されたような判断基準の捏造のように思えるから

でもこの幸福ってやつも

なにかの宇宙のものまねなんだと思っている

さだめと打って宿命の変換を探していたらDgsが出てきた

Dgsに本気で突っ込んでゆけば僕らは孤独を手にすることができる


どうせひとりじゃないから

ひとりぼっちだと楽しい

どうせひとりぼっちだから

大切なひとがいるだけで寂しい






自由詩 Dgs Copyright 吉岡ペペロ 2011-08-21 22:46:50
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