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るるりら


わたしのなまえは ゆきえです
わたしは夏にうまれた ゆきえです
夏にうまれたのに ゆきえなのです
幸せと言う字に 恵まれたと書きます
わたしの半分は 冬にある 
そんなことを おもわせる響きです

対峙する二極の 夏と冬
対峙する二極の 昼と夜
対峙する二極の 男と女
双方が双方を思い かるいキスをする
そんなことを思うと
絹のような雨がふります

幸せという字は 綺麗です
左右の上下のバランスのとれた形です
おもいあまって 対峙する二極が大雨をふらせたとしても

幸せという字は祈りです
対峙するすべての二極 そのバランスへの祈りです




自由詩 1/2 Copyright るるりら 2011-07-04 09:37:00
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