変身

君の毒が徐々に　僕の体中を侵してゆくのが分かる
なんでこうなったの　いくら考えてみても
あんなに嫌いだったはずの　君の笑顔が
まぶたの裏側から　剥がれなくなっていた

君は鈍感にスマイル　そっぽ向いて強がっても
もう壊れそうさ　会いたいな


氷河期だった心を　一気に解かしてゆく光
眩しすぎて　何にも見えなくなっていた
君の喋り方とか　作り物みたいで嫌いだった
けど今はもう　耳鳴りみたいにずっと響いてる

捨てたはずの感情が　心のどこかに残ってて
もう暴れそうさ　見せたいな


そんなはずないんだって　跳ね退けようとしても
もう駄目みたいさ　心の奥から
「認めろよ！」って声がする　絶対どうかしてるよ
もう狂いそうさ　泣きたいな

自分が自分じゃなくなってく
剥がされてく仮面も全部
なんで君だったんだろう
見たことない僕に変身してゆくよ