妻と
こむ

やはり悲しいあなたに
ぜひ伝えたい言葉は 無かったので
あなたのそばで 黙ったまま
気持ちのいい日射しに
そろそろ寒くなってきた足を
ぽかぽかと 暖めていました

あなたも やはり黙ったまま
受け取れるものも無かったので
秋の日射しが 
なんだか痛くなってきました

私の部屋にもどって
なじみきった 私の形にはまって
じっと考えることにします

あなたが 日向に居てくれるので
安心して


自由詩 妻と Copyright こむ 2004-11-10 22:33:27
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