川底
山中 烏流



似たり寄ったりな景色が並ぶ町で
わたしは、言葉を持たない


認識のそれぞれが
役目として語られるには
少し
役目を過ぎている、という気配


適当なリズムで鳴るヒールに
鴨と鯉が群れて


それをいぶかしむひとがいる





愛が、見当たらない





自由詩 川底 Copyright 山中 烏流 2011-03-19 01:25:30
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東京ゴンドラ