思い出した
いねむり猫




気持ちがゆるんでいた午後

街は 私から距離を置いて 忙しい

ひざがゆるんでいる ゆっくり歩く

軒先から覗いてる 猫と目が合う



頭のねじがゆるんでいる しらふなのに

気持ちがいいけど 少し心配

肩が落ちている 元気だけど

足元を横切るアリを よけた



耳鳴りのような 深いため息が聞こえる

青空に 葉をすべて落とした けやきが立っている

視界が広がる いろいろな音が聴こえる

自分の中の音楽を 思い出した



自由詩 思い出した Copyright いねむり猫 2010-12-25 18:12:13
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