うねび/くちかげ
徐 悠史郎

うねび/くちかげ




うねび
くちかげにささやぐ め(う)み の
床下に落ちた砂浜、
まうむ、あうむ、みむ、
扉で裏側の思惟が
深くふかくきしっている
傾いた百合……
うつわに水は ときを湛えてふるえ
まうむ あうむ
みみ そば寄せて葉脈の
したしいささやきを
受けとめる ( ぼくの   (ほ の
           /
             )渇いた(ほし

硝子境界……
で……
受けとめる
手で隠された手 、、目の
かなたの
いまきみは・うねび・砂・おとし
たそがれどキにとびたつ
おん
もムへと(まうム、あうム、ふかく、
オん、よる、み…め……
(ゆうぐ……




自由詩 うねび/くちかげ Copyright 徐 悠史郎 2003-10-13 03:01:03縦
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