わいせつ
あおば

                        100927

いやらしいことを言ってはいけません
するなんてもってのほかです
くだらないことが大好きなB介くん
自分のことを言っているのだと思う
みんなの目が厳しくなっているのを感じる
A太郎は真面目な子どもだと自覚している
せんせいの言うことは他の子のことだと考える
くだらないことを言っては笑わせるB介やC太
AKなどもその仲間だろう
彼等は物事への一対一の認識が取れていない
主観的な彼等は全体の把握が困難でバランスが悪い部分にしか注目しないし関係性に気がつくどころか正確さも無いので100点には縁のない連中だ
目線があまりにも低すぎて
客観性が取れず厳しさも欠けるし
低俗なマンガが大好きだ
いつも自転車に二人乗りしてはなにか面白いことはないかとふらついている
考えることも苦手で
その瞬間の思いつきを口に出すだけだから
話をまとめることもできず
せいぜい張りつめすぎた皆の気を少しだけ反らすだけで
大きく場の方向性を変えることなんてとてもできない
地面に落としたみたらし団子に群がるアリの群れを想像するだけで
むず痒くなるが
そんな奴等なのだ
踏みつぶしても踏みつぶしてもどこからかわいてきていやらしいたらありゃしない。






「poenique」の「即興ゴルコンダ」投稿作。
タイトルは、和さん。



自由詩 わいせつ Copyright あおば 2010-09-29 11:51:26
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