sweet wedding sweets(祝福の歌)
渡 ひろこ

チャペルの鐘の音 
ハレルヤのゴスペルの響き


祝福の音色を浴びてキラキラ輝くのは
淡いパステル色の金平糖
小さな羽根を羽ばたかせ
あなたのキューピッドが運んでくる。


甘い砂糖菓子一粒 
そっと口に含めば
夢の世界の扉が開く


スィート・ウェディング・スィーツ
噛まないで
溶けて消えるまで
時間をかけて味わって
あの人と二人 同じ時間 同じ方向
ずっと優しい気持でいれるから


スイート・ウエディング・スィーツ
つないだ手
薄紅色に染まった頬
潤んだ瞳
酔いしれる時を刻んで


そろそろ魔法が解けた頃
ブーケの影から見つめるキューピッドが
あなたの耳元でそっと囁く
「ほら、出航のベルが鳴っている」


長い船出 
本当の人生の幕開けはこれから
スィート・ウェディング・スィーツ
波が荒い時は、思いだして
二人で誓った
煌めく金平糖の時間を




自由詩 sweet wedding sweets(祝福の歌) Copyright 渡 ひろこ 2010-09-21 22:06:48
notebook Home 戻る  過去 未来