はるな


心臓を
落としてしまった男が
こちらをみて
口を開けている

あのときから
うたが歌えなくなった

かわりに
詩をかいている
かわいた心臓が
膨れあがり滴るような
詩をかきたくて
詩をかいている



自由詩Copyright はるな 2010-09-12 03:30:55
notebook Home 戻る