2010/9/11
鎖骨




日々の生活に伴うさまざまな枷
精神的労苦から逃れるために
うたをよみ酒を飲む
ずっと ずっと ずっと こうして
暮らしてゆきたくなんて無いけど
互いの鎖を共有しようなんて人には言えないし
明日を変える気力だって無い
感受性と素直さと 不可侵だったそれぞれの領域も
付け焼刃の社会性と引き換えにすり減らして
へら へら へら 染み付いた笑みを
わたしはひとりかかえて死ぬんだ
死ぬんだろう帰る場所を終ぞもたずに





自由詩 2010/9/11 Copyright 鎖骨 2010-09-11 02:51:37
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